子どもの頃は友達に年賀状を出すのが楽しみな子でありました。
絵を描くのが好きだったから、絵さえ描いておけばよいのだから単純に楽しかったのでしょう。
1人1人に違う絵を手描きでわざわざ描いていたのだから今思えば大変な労力。
友達が少なかったから出来たとも言えますが。
それにしてもいつから年賀状を出すのが面倒になったのでしょうか。
仕事やDM的年賀状は増えても友達関係は先細るし、あんなに多かった子どもの写真付き年賀状も
早いもので(子どもがデカくなったらしく)収束しつつあります。
あと、「◯日までに出しましょう」的な?あれもなんだかムカつく。
日頃仕事の〆切りに追われている上に、なぜごく私的な付き合いにまで〆切りを設定されなければ
いけないのかしら?
普段は小心者で〆切りを破ったことなどない私もこの時ばかりは胸を張って破る。
故・池波正太郎先生は元旦の声を聞いてから一枚一枚書き始めたという。
新年の挨拶なんだから、そっちのほうが正しいですね。
今月は知り合いの会社の年賀状、知り合いの年賀状、知り合いの知り合いの年賀状と、年賀状の仕事を
いくつかしたのでもう自分のも仕上がったかのような錯覚に陥って好き放題言ってますが、
他人の動向に背中を押され、「そろそろ何かしないとかなあ?」と思い始めておるところ。
写真は12年前の年賀状。
鞍馬天狗のイメージらしいです。
かすれた部分にプリントゴッコの「ゴッコ」たる所以、手作業の綾を感じますね。
「The good year for the horses」はエルヴィス・コステロがヒットさせた「The good year for the roses」
のモジりと思われます。